こんにちは、らむねこ(@ramuneko96)です!
SwitchやPS4など、4つのプラットフォームでプレイできる癒し系ノベルゲーム『コーヒートーク』をレビューします。

おしゃれな雰囲気を感じながら、短いボリュームでサクッと遊べるよ!
ゲームの内容を知りたい方は読んでみてください。
- おしゃれなカフェ、コーヒーが好き
- のんびり文字を読むのが好き
- ゲームで癒されたい


『コーヒートーク』の内容
『コーヒートーク』は、訪れる人々との会話を楽しみ、彼らの人生をかえるきっかけとなる、1杯のあたたかいコーヒーを提供する癒やしのゲームです。あなたの店に訪れる多種多様な事情をもつ登場人物に様々な食材を試したり飲み物を提供して、彼らの持つ物語に耳を傾けてみましょう。
引用:コーヒートーク公式サイト
ゲームですることは、温かい飲み物を作って提供することと、カフェに来たお客さんの話を聞くだけ。難しい操作方法はとくにありません。
カフェが舞台なだけあって、BGMはホッとするような癒されるものばかりです。



ゲームをプレイしていると、なんだかコーヒーが飲みたくなる!
90年代のアニメから着想を得たグラフィックとのこと。表示されるドット絵は、なんだか懐かしい気分にさせてくれます。
▼作品情報
価格 | ・パッケージ版:3,980円(税別) ・ダウンロード版:1,600円(税込) ・Steam版:1,320円(税込) |
ジャンル | ノベルゲーム |
プレイ人数 | 1人 |
対応ハード | ・Nintendo Switch ・PlayStasion4 ・Xbox One ・Steam |
メーカー | コーラス・ワールドワイド |
配信日 | 2020年1月30日 |
その他 | ・セーブデータお預かり対応(Switch) |



ちなみに、Steamでの評価は「非常に好評」だったよ。
ちょっと変わった世界観


さまざまな人が住む街で、日が沈んだらひっそりとオープンするカフェ「コーヒートーク」。
舞台はシアトルですが、エルフや吸血鬼、オークなどといった多種族が人間とともに暮らす別世界です。
プレイヤーは、このカフェのバリスタになってお店を開きます。
カフェでは訪れた人と会話したり、日常や悩みなどを垣間見たりすることができます。



恋愛や仕事、親子関係の悩みなんかがあって、物語はけっこう現実的。
種族はちがえど、なんだか共感できるお話ばかり!
どの物語も感情移入しやすく、ゲームの世界にスッと入りこめます。
カフェに訪れるのは地球人だけでなく、人間を理解するために地球にやってきた謎の宇宙人も。


本作には、個性あふれるキャラクターが多く登場します。
ことなる種族間の交流を楽しむのも、醍醐味の一つです。
材料を組み合わせて飲み物をつくる
カフェに訪れたお客は、そのときの気分にあった飲み物を注文してきます。お店にある材料を組み合わせて、要望にマッチした飲み物を作っていきます。
組み合わせはベース・メイン材料・サブ材料の3つ。


材料によって「ほっこり感」「さっぱり感」「甘み」「苦み」のパラメータも変化します。
3つの材料を決めて作成ボタンを押したら、おいしそうな飲み物のできあがり!





作成したあとに聞こえる、材料をトントンと切る音や飲み物を抽出する音がけっこうリアル!
なんだか本当に飲み物の香りが漂ってくるみたい♪
材料に牛乳が入っていると、ラテアートをすることもできます。これ、操作が意外とむずかしい……!


特定の材料を組み合わせることで、エスプレッソや抹茶ラテなど名前がついたレシピを作れます。
レシピを新しく発見すると、画面左下のスマホにある「Brewpad」の未発見レシピが解放されていきます。


自力で新しいレシピを発見できると、けっこう嬉しいですよ!
多種族の会話を楽しむ
バリスタの一日は、新聞を読むことから。チェックし終わったら店を開けて、営業開始です。
まずカフェにやってくるのが、常連の「フレイヤ」。ライターをしている彼女とは、仕事についての出来事や悩みを話していきます。







会話中キャラクターの表情がコロコロ変わったり、携帯電話をチェックしたりと、けっこう細かい仕草をしているのが面白い!
フレイヤ以外にも、さまざまな種族が来店します。
例えば、サキュバスの「ルア」とエルフの「ベイリース」。この2人は恋人同士ですが、異種族での恋愛に家族が反対していて、関係を深めるのが難航している様子です。


家族への思いや考え方などから、距離ができてしまう2人……。はたして無事に結ばれるのか、結末はじっさいにプレイして見届けてみてくださいね!
このほかにも、マーメイドやネコ族など個性的な種族が来店し、カフェの中がにぎやかになります。



会話の一つひとつは短いから、サクサクと読んでいけるのがいい感じ!
チャットログの確認やテキスト速度の変更などもでき、会話を存分に楽しめます。
セリフの選択による分岐はなく、提供する飲み物によってストーリーの展開が変わってきます。すべてはバリスタの手にかかっている……といっても過言ではありません。
BGMの変更や、登場人物のプロフィールの確認ができる


左下にあるスマホ画面を開くと、「Tomodachi!!」「Brewpad」「The Evening Whisperss」「Shuffld」の4つをチェックできます。
▼Tomodachi!!
好きなものや人生の過ごし方などのプロフィールが載っている、SNSのようなもの。出会った人物の情報をチェックでき、ストーリーが進展すると内容が充実していきます。


▼Brewpad
飲み物のレシピをチェックできます。コーヒーの説明を見ることも可能。
▼The Evening Whisperss
カフェの常連である、フレイヤの短編小説を読むことができます。サクッと読めるこの短編小説は、ストーリーを進めるごとに増えていきます。



小説家志望なだけあって、どれもおもしろい!
あっという間に全部読んじゃうよ。


▼Shuffld
ここでは、流れているBGMの変更ができます。しっとりしたジャズ、ノスタルジックなローファイ・ミュージックと、BGMは20曲以上。どれも落ち着いた雰囲気でおしゃれです。



このBGMたち、睡眠導入剤にもなりそう。
心地よいサウンドで、眠気が……。
ゲームのボリューム
初見でストーリーをのんびりプレイして、3時間半ほどのボリュームでした。
サクッと終わってしまうボリュームですが、1周目で解放できなかった登場人物のストーリーを最後まで進めたり、プロフィール情報をすべて出したりと、2周目以降も楽しめます。



ゲーム中に、フレイヤの短編小説をじっくり読むのも楽しいよ
やりこみ要素
クリア後のやりこみ要素は、おもに4つあります。
- ストーリーの進行度を100%にする
- すべてのメニューを作りだす
- チャレンジモードをプレイする
- ラテアートを極める
▼ストーリーの進行度を100%にする
提供する飲み物によって、ストーリーの展開が変化します。お客のリクエストに正しく答えて、ストーリーの展開を進めましょう。
進行度は、プロフィール選択画面の「ゲームの進行」からチェック可能です。


▼すべてのメニューを作りだす
飲み物は全部で30種類あります。材料の組み合わせを色々と試して、未発見のレシピを探し出しましょう。
メニュー画面にあるエンドレスモードの「フリーサーブ」で、何度でも自由に飲み物をつくれます。


▼チャレンジモードをプレイする
エンドレスモードの「チャレンジモード」では、飲み物を次々と作るミニゲームが楽しめます。制限時間内に、お客を何人満足させられるかに挑戦します。
1人成功するごとに15秒追加されるので、飲み物をどれだけ提供できるか限界に挑みましょう。
▼ラテアートを極める
ラテアートは操作が難しいので、上手にできたときはかなり満足感があります。色々と試して、こだわりのオリジナル作品作りに没頭するのも楽しいですよ。
レビューまとめ
落ち着いた店内で飲み物を提供して、お客と会話したり客同士の交流を聞いたりと、『カフェトーク』のゲーム性はシンプルなものです。
ですが何気ない出来事や深刻な悩みなど、一人ひとりに現実的なドラマがあり、ことなる種族間の交流によって物語はさらに色づくこととなります。
1杯のコーヒーと心ほぐれるBGM、ほろ苦い彼らの物語でのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。