こんにちは、らむねこ(@ramuneko96)です!
11月5日に、フリーホラゲ『マッドファザー』がswitchにてダウンロード発売されました。
名作とうたわれているゲームなのと、ホラーゲームをプレイするのが約10年ぶりなのとで、ドキドキしながらプレイしてみました。
ストーリーのネタバレを避けつつ、マッドファザーについて内容やレビューを書いていきます。
どんなゲームなのか気になっている方は、参考にしてみてください!
伝説のフリーホラゲがさらなるリメイクでswitchに登場!
マッドファザーは、もともとSteamで配信開始されたゲームです。初リリース日は2012年12月10日で、バージョンアップされたのが2015年1月28日。
そして初リリースから約8年弱、さらなるリメイクを経て、家庭用ゲーム機であるswitchへの進出を果たしました。
1つのフリーホラゲがこんなに長いあいだ支持されて、switchにまで進出するなんて、とてもすごいことですね!
switchでの配信と同時に、Steamでもリメイク版へのアップデートが実装されたようです。
▼作品情報
ゲーム名 | Mad Father (マッドファーザー) |
プレイ人数 | 1人 |
メーカー | PLAYISM |
配信日 | 2020年11月5日 |
ジャンル | 探索型ホラーアドベンチャー |
ダウンロード価格 | 980円(税込) |
対象年齢 | 12歳以上 |
どんなゲーム?
人形(屍)×ホラー×探索といった、独特な世界観のホラーゲームです。
細かいドット絵が素晴らしく、よく作りこまれていて、クオリティがとても高いと感じました。また、個性的なキャラクターが多く登場するのも面白いポイント。
狂気的な世界観の中で、それぞれの登場人物の気持ちなどが交差しあい、最後まで飽きることなくストーリーを楽しめます。
ゲームのあらすじ
舞台はドイツ郊外の山脈地帯にある、ドレヴィス邸での出来事です。
11歳の少女「アヤ・ドレヴィス」が本ゲームの主人公。
アヤの父親は、屋敷内で狂気じみた実験を夜な夜な繰り返し行っていました。
その実験とは、人間や動物たちを”材料”にする恐ろしいもの。
父親が狂った実験をしているのをアヤは薄々気付いていましたが、ずっと知らないフリをしていました。
アヤの母親が亡くなって1年が経とうとしていた晩に、亡霊と化した屍が屋敷内を徘徊し始めます。
父親の悲鳴を聞いたアヤは、父親を助けに行こうと屋敷内を探索していきます。
そして、さまざまな恐怖を体験していくことに…。
タイトルのとおり、アヤの父親は最後まで一貫して狂っていますよ〜(笑)
魅力的なキャラクターたち
ドレヴィス一家
▼主人公
11歳の少女、アヤ・ドレヴィス。家族に愛されて育った、とても可愛らしい見た目の女の子。
▼アヤの父親
タイトル通りのヤバい父親。本名は明かされていない。
▼アヤの母
病弱のモニカ・ドレヴィス。美しい母親で、貴族の出身。お胸の露出面積が気になるところ。
その他の重要人物
▼マリア
ドレヴィス家に仕える使用人、兼マッドファザーのアブナイ実験の助手役。
▼金髪の少年
端正な顔立ちの少年で、アヤを助けようとしてくれる。ゲーム内においては貴重な、善良な人物。
▼オーガ
セールスマンと名乗る男。神出鬼没で、敵なのか味方なのか分からない謎の存在。
リメイクされた部分
リメイクにあたり、多くの部分の変更や追加があるようです。
- グラフィック変更(キャラチップ・マップチップ・一部スチル等)
- ゲーム画面ワイド化
- イベント追加
- 一部システム見直し・追加
- 二周目要素「BLOODモード」追加(メインシナリオが大幅に変化します)
- 新マップ追加
- ゲームパッド対応
- ノイズフィルタ機能(設定でOFFにすることが可能)
- ミュージアムに「ドールメーカー」追加
- メニュー画面(ミッション,HELP,OPTION)追加
- コントローラーの操作割当機能追加
- ボイスの追加(父の笑いボイス等のバリエーション追加)
- 金髪の少年とドレヴィス家の馴れ初めの記憶
引用:ファミ通
リメイク前と比べると、屋敷の間取りやギミック等もだいぶ変化しているみたいですよ。
マッドファザーはどのくらい怖い?
個人的には、かなり恐怖を感じるなんてことはなく、控えめな怖さでした。
チェンソーを振り回して”何か”を切ることがありますが、ドット絵だからか怖さはそのぶん半減。
突然人形が動いたり、鏡が割れたりという細かいギミック(驚かせ要素)もあって、気を抜いているとたまにビクッとします(笑)
驚かせ要素よりも、狂った登場人物やストーリーに精神的な恐怖を感じました。
一番怖いのは、人間の思考…。
そんなわけで、ホラーゲームは怖くてできない、初心者だという方にもオススメできます。
プレイ画面は少しノイズがかかっていて、不気味な空間を演出しています。
ノイズを消したい場合は、オプションからノイズフィルタをOFFに切り替えましょう。そうすることで、クリアな画面でゲームをプレイできるようになります。
ゲームシステムについて
主人公のアヤを操作し、ドレヴィス邸である広いお屋敷の中を隅々まで探索していきます。
探索の途中でアイテムを拾って使ったり、迫りくる屍たちから逃れたりしながら、ストーリーを進めていきます。
また特定の場所に行くと出会うトラップは、タイムコマンド方式です。
画面に表示されている通りにボタンを入力して、ピンチを切り抜けるという、ミニゲームのような感じです。
ちなみに、キャラクターを操作するときに「コツコツ…」という足音が鳴るのですが、プチASMRっぽくてなんだか心地いい!(笑)
マルチエンディング仕様
マッドファザーのエンディングは、終盤で分岐するマルチエンディングです。2種類のバッドエンドと、トゥルーエンドの全3種類のエンディングを見られます。
トゥルーエンドを目指す場合、ゲーム内である条件を満たす必要があります。
初見でのクリア時間
ほぼ初見でプレイして、約3時間半くらいでクリアできました。
フリーゲームにしてはかなりの長編で、ストーリーがとても面白くて引き込まれます。
謎解きはさまざまな種類があり、最後まで飽きずに楽しんでプレイできました。ちなみに、謎解きはそこまで難しいと感じませんでした。
ホラーゲームでは大事なセーブポイントについてですが、あちこちにいるカラスに話しかけることでセーブできます。
カラスには短い間隔で出会えるので、こまめにセーブできて安心感がありました。
2周目クリアで、さらにストーリーの理解を深められる
1周目をトゥルーエンドでクリアすると、2周目であるBLOODモードが解放されます。
BLOODモードは、11歳のアヤが成長して少し大人になった時間軸です。ですが謎解きはほぼ1周目と同じのため、ゲーム自体はサクッとクリアできました。
1周目では知り得なかった驚愕の真実を知り、ドレヴィス家のさらなる怖さを理解できます。
また、本編またはBLOODモードでジェムというアイテムを20個すべて集めると、IFストーリーが解放されます。
IFストーリーは短めの物語ですが、ある人物の視点で、本編のエンディング場面の様子を楽しめますよ!
ギャラリーでイラストやBGM鑑賞ができる
1周目をクリアすると解放されるミュージアムでは、イラストやBGMなどちょっとしたおまけ要素を楽しめます。
キャラクターの説明やゲーム中のイベントイラストを見たり、ゲーム中に流れるBGMを聴いたりできます。
ここらへんのおまけ要素は、フリーゲームっぽくて良いですね!
ドールメイカーで着せ替え遊びを楽しむ
ミュージアムには、ドールメイカーというおまけもあります。
ドットのクオリティが高いので、もはやおまけかどうか分かりませんが…。
目や髪の毛、洋服など、21種類のパーツを選んで組み合わせ、お人形遊びができるというもの。
作ったデータは4つまで保存できるので、お気に入りのお人形を残しておくのに便利です。
▼アリス風のドールを作ってみた
まとめ
Steamで初リリースされてから約8年弱、リメイクにより更なる進化を遂げたフリーホラゲ『マッドファザー』。
儚くて狂気的な世界観と、魅力的なキャラクターたちによる奥深いストーリーを、switchでプレイできます。
とても面白いゲームなのに、価格は980円と安価で嬉しい…!興味が湧いた方は、ぜひプレイしてみてくださいね。