こんにちは、らむねこ(@ramuneko96)です!
2021年3月26日に発売された、モンハンの完全新作『モンスターハンターライズ』。狩猟解禁を楽しみにしていたハンターの方もたくさんいたようですね。

YouTubeでの新モンスター紹介や体験版の配信で、発売前からすごく盛り上がっていたね
新要素「翔蟲(かけりむし)」の実装や快適性の向上など、これまでのシリーズで最もストレスフリーで遊べるゲームだと感じました。
そんなモンハンライズの特徴や、良い点、残念な点などをご紹介していきます!
モンスターハンターライズの特徴
モンハンライズの大きな特徴は以下の通り。
- 翔蟲(かけりむし)アクションの実装
- モンスターへの「乗り」が「操竜」に変化
- 翔蟲(かけりむし)を使った各武器の新技「鉄蟲糸技」
- 各武器に3つずつある「入れ替え技」
- 新モンスターが複数登場、看板モンスターは「マガイマガド」
- 新たなオトモ「ガルク(犬)」の登場
- 里を守る新クエスト「百竜夜行」
- ステータスアップや狩りに利用できる環境生物の実装
- 和テイストの世界観
その他にも細かい新要素はありますが、だいたいこんな感じです。
今回の新しいフィールドは5つあります。
翔蟲で色々な場所に行けるからか、フィールド内にはかなり高低差があって、最初のうちは慣れるのに時間がかかります。
良いと思った点
とにかくストレスフリーで快適
モンハンライズは、これまでのモンハンに比べてとにかく快適にプレイできると感じました。
一番良かったのは、ロード時間のストレスがないこと。
オトモ広場や集会所など、里の中を移動する際のロードがなく、パパっと行き来できる点は素晴らしいです。


クエストの出発時や帰還時はさすがにロードが入りますが、そのときも全然気にならないくらいの長さでした。
それから、オトモとして新しく登場したガルクにはクエスト時に乗れるので、移動がとても楽になった点も良かったです。
小回りはあまりききませんが、とにかく早く移動できるためかなり役に立ってくれます!
また、環境生物を捕まえるときに網を取り出す必要がないし、魚を釣るときに竿を選ぶ必要もなくなりました。
これまでアイテムとして存在したホットドリンクやクーラードリンクも廃止になり、ひと手間が随分と簡略化されたような印象を受けました。



「ホットドリンク忘れた!! ちょうだい!!」なんてやりとりがハンターの間でなくなるのはちょっと寂しい気もしたけど、いざ廃止になるとこっちの方がいいね
「和」の雰囲気が素晴らしい
今作のモンハンは、全体的に和のテイストで作られています。いたるところで和の要素が見られ、雰囲気がとてもいいなと感じました。
例えば……村の中に桜が咲き乱れていているのがとても綺麗!


茶屋やりんご飴屋、おにぎり屋などの屋台が並んでいて楽しげな雰囲気があります。
集会所の中にあるクエスト受注の場所には、鳥居と賽銭箱が置かれていて、風鈴のようなものも。


さらに、お供え物がしてある祠も見かけます。


和を感じられる見た目の物だけではなく、神様への信仰心を感じられる部分も素敵だと思いませんか?
また、モンハンライズのストーリーに出てくる「百竜夜行」ですが、これは百鬼夜行をイメージしているものです。
モンハンライズに出てくる新モンスターは、すべて百鬼夜行の妖怪に関連していて、その点もよく考えられているなと感じました。


翔蟲でのアクションが楽しい
今作のアクションにおいて最大の特徴である翔蟲(かけりむし)。
この翔蟲の登場によって、狩りのスタイルが大きく広がりました。
里やフィールド内で使えて、素早く前方や空中に移動できます。
壁に向かって翔蟲を放つと壁を登ることも。
ハンターの機動力が格段に上がっているため、かなり自由度が増しています。


モンスターと戦っているときに、翔蟲で受け身をとることも可能になりました。
これにより、モンスターからの追撃からかんたんに逃れられるし、なにより攻撃をくらったあとにすぐ動けるのがかなり便利。
「鉄蟲糸技」という武器技もあり、それぞれの武器によって技の特色が違います。
新しい楽しさを発見できるので、色々な武器を試して鉄蟲糸技を使ってみることをおすすめします!
そして、これまであったモンスターへの「乗り」ですが、モンハンライズでは「操竜」に変化しています。
モンスターに乗ることは同じなのですが、翔蟲を使ってモンスターを操るという点が大きな違いです。
これまでの「乗り」は、あばれ馬のようなモンスターを乗りこなすターン制でした。
それが今作は「ずっと俺のターン!!」という感じで、モンスターから離れるまで一方的に操作できるように。
操竜でほかのモンスターを攻撃したり、壁にぶつけてダメージを与えたりできるので、状況によって行動の使い分けができます。



とにかく翔蟲を使いこなすことがプロハンへの近道だよ
ハンターの掛け声で状況が分かりやすい
モンハンライズでは、狩猟中にハンターが掛け声を出すようになりました。
人と協力して狩猟しているときに「罠を仕掛けたよ」「攻撃に注意して」など状況に応じて声を出すので、周りのハンターやモンスターの動きが分かりやすくなっています。
また、周囲に粉塵などをまいたとき「もう大丈夫だよ!」なんて言うのも、場が和む感じがして良かったです。
「(モンスターに)狙われてるよ!」と言ったときは、一体だれを狙っているんだろうと思うことはありますが…(笑)
里クエストの難易度が優しめ


ストーリーを楽しむために、最初にこなす里クエスト。
その難易度は、比較的優しめだと感じました。
里クエストは★1から★6まであり、もちろん★が多くなるにつれてクエストの難易度は上がっていきます。
ただ、装備をそれなりに作っていれば、力尽きることはほぼありませんでした。
過去にやっていた方だったら、サクッとクリアできるくらいの難易度です。
しかもオトモが2匹ついているので、かなり心強いです。



敵をひるませてくれたり回復のサポートをしてくれたりと、2匹ともいい仕事してくれるんだよな~
そのため、今作から初めてモンハンをプレイする方にとって取り組みやすいと思います。
残念だと思った点
百竜夜行クエストがめんどくさい
過去作のモンハンでは、大砲やバリスタなどを使ってモンスターを撃退したり砦の防衛をしたりするクエストが多々ありました。
今作でも里を守る防衛戦があり、百竜夜行というクエストで実装されています。
モンハンライズの大きな特徴である百竜夜行は、バリスタや里守などを設置して戦略的に戦うという通常とは全く異なるクエストです。


一度の戦いでたくさんのモンスターが押し寄せるので、迫力はけっこう凄い!
ただ残念な点としては、とにかくクエスト終了までが長くて面倒だということと、ハンターにとってあまり恩恵がないこと。
モンスターの群れを迎え撃つので時間がかかるのは分かりますが、もらえる報酬が微妙なんですよね。
なにより、周回したいほど楽しいと思えない……というのが正直な感想。
ツイッターなどでも「めんどくさい」「楽しくない」と否定的な意見が目立ちます(楽しいという方ももちろんいますが)。
モンハンライズの一番の目玉クエストである百竜夜行が、何回も行きたくなるような楽しいものではない……というのはかなり残念です。
また、ヌシという強いモンスターが現れて特別な素材を入手できますが、今のところ百竜○○という武器を作るくらいしか使い道がありません。
ヌシの素材を使った強い装備品が今後追加されれば、多くのハンターが今よりも前向きに百竜夜行に取り組む気がします。


物語の完結がアップデート込みだということ
そしてもう一つ残念だと思った点は、物語がアップデートによって完結するということです。
新しいモンスターをあとから追加するのはいいんですが、物語すらも後日配信になるのは……
パッケージでゲームを売ってる以上「そりゃないよ」という感じです。
さらに、ハンターランクの開放もアップデートによって実装されるとのこと。
発売後すぐに購入したハンターにとっては、しばらくハンターランクを上げる楽しみがないのも残念でした。
気になった「対」の存在
これは私がなんとなく感じたことなのですが、ゲーム内のあちこちで「対」が意識されているような印象を持ちました。
何のことかというと、例えば受付嬢であるヒノエ・ミノトの存在。


この二人は双子の姉妹という設定で、姉のヒノエは明るく妹のミノトはクールという正反対の性格をもっています。
また、ラスボスの2体も「対」という存在として登場します。
さらに、里のあちこちでもペアのような存在が。
- ハンターのサポート役である「茶屋のヨモギ」と「オトモ雇用窓口のイオリ」
- 商人を務める「雑貨屋のカゲロウ」と「交易窓口のロンディーネ」
- 里で食べ物を売る「飴屋のコミツ」と「おにぎり屋のセイハク」
- 集会所で太鼓をたたく「ドン」と「ドコ」
- 猫と犬であるオトモ「アイルー」と「ガルク」
どうでしょう……2つでワンペアのような、なんだか「対」になっている存在が多くないでしょうか?



これが何を意味しているのかは全く分からないけどね
モンハンライズのレビューまとめ
翔蟲やガルクというオトモの追加など、新しい要素が加わり狩猟スタイルの幅が広がったモンハンライズ。
快適性が上がって、ストレスフリーでプレイできるのがとても素晴らしいと感じました。
リアルさでいうと前回の『モンスターハンターワールド』に比べると劣りますが、今作はSwitchのソフトなのでカジュアルにできる点がいいですね!
ただ人によってさまざまな評価がある百竜夜行については、今後アップデートでさらに楽しくなってほしいものです。