こんにちは、らむねこ(@ramuneko96)です!
バイオハザード8の体験版が配信されたので、さっそくプレイしてみました。
結論からいうと、ビビリの私からするとかなり怖かったです…。
体験版なので内容は短いですが、サウンドやグラフィックがとてもリアルで没入感を得られるのがすごい!
体験版の内容やレビュー、プレイ中に気になった謎、ちょっとした考察を書いていきます。

主人公は少女
1月22日に配信開始された、バイオハザード ヴィレッジ(バイオ8)の無料体験版『メイデン(MAIDEN)』。
メイデンは「未婚の娘」や「乙女」という意味のある言葉です。体験版にこのタイトルがつけられているのはおそらく、主人公が少女であることからでしょう。
なので、プレイヤーは本編の主人公イーサンではなく、少女を操作することになります。
この体験版はPS5での限定配信ですが、2021年の春頃にほかの機種でも体験版を配信する予定だそうです。
城からの脱出を図る
ゲームを開始すると、うす暗い牢に捕らわれているところから始まります。
不衛生で最悪な気分になるこの牢獄から出るために、道具などを発見しながら進めていきます。基本操作は、歩く・走る・しゃがむのみで、戦闘はとくにありません。
▼脱出のヒントが書かれている手紙を発見

▼おなじみのチェーンカッターも登場

牢獄をぬけて、いくつかの部屋を進むと城のエントランスにたどり着きます。

さらにダイニングルームのような部屋に入ると、ビュウビュウと窓から外気が勢いよく入りこんできている様子。

外を見てみると、うっすらと雪が積もっているのが分かります。
とある場所で中庭の鍵を見つけて、ふたたびエントランスへ向かうと、「ディナーまで待てないわ」という声のあとに謎の女性に襲われます。

ちなみに、3回襲われるとゲームオーバーになって、少し前の地点からやり直しです。
ダイニングルームへ逃げこむと女性は消えるので、近くの扉に中庭の鍵を使用します。
すると、はれて脱出…ではなく、「やっと会えたわね」と待ち構えるドミトレスク(城の主)に長い爪でやられるという悲しい最期を迎えることに。

クリアまでにかかった時間は、初見でおよそ20分ほどでした。

短い時間だったけど、怖かったからかなり疲れた…
グラフィックや音のリアルさがすごい!
静かな牢獄のなかにいると、どこかから風が吹き抜けるような音、ぽたぽたと水が垂れるような音、チェーンが揺れる音が鮮明に聞こえてきます。
ほかの部屋では、ワインが樽からビチャビチャと漏れでる音や、歩いている音などが立体的に聞こえて、音が鳴っている方向や距離などを3Dで体感できます。
部屋に配置されている花やツボ、銅像などの小物も、とにかく細かく作られていました。


これらのグラフィックや音の要素が、ゲームへの没入感を強くしていました。
拷問器具など気持ち悪いものがたくさん
牢のなかには、木箱に穴を開けただけのトイレのようなものが置かれています。
そのトイレのひとつを覗くと、「グチュ…」と音を立てながら、うじゃうじゃと虫がたくさん湧いているのが見られます。
前作のバイオ7でも虫がたくさん出てきましたが、新作でも虫がでる気持ち悪いシーンがてんこもりなのでしょうか…。



もしそうだったら、イーサンかわいそすぎる
ほかの牢の中には、薬品が置かれた空間があり、資料らしきものがあります。


そこには”「家畜」延命に用いる薬剤一覧”の文言があり、人間を家畜扱いしていることが分かります。
さらにほかの牢には、何かをいれてひもで縛った袋や、人骨のようなものが。ところどころに血がついた拷問器具もあり、この牢獄に入れられた者はむごい拷問を受けていたのでしょう。


扉のない牢には、ひとりの女性が横たわっていて、近くの壁には「Help me brother」という血文字も書かれています。


城のエントランス付近には、悲痛な表情の顔がはめこまれた不気味な扉もあります。


とにかく気持ち悪く、嫌なことばかり想像するようなもので溢れていました。
あちこちに驚かせ要素がある
探索中にチェーンカッターを手に入れて少し道をもどると、上から大きなずた袋が落ちてくるというビックリ要素が。



やめてください。
そして血がたまった桶からキーピックを入手すると、フラグが立って「ギャー!!」という怪物の叫び声と暴れる音も近くから聞こえてきます。
怪物は牢に入れられ、しっかりと木の板でふさがれて閉じ込められていますが、出てくることはありません。
さらに立てかけられている道具が倒れてくるというビックリ演出の追いうちがあり、少女の心拍数もドクドクと上昇するのが聞こえます。



本当にやめてください。
また、ある部屋ではしごを登るときに、上から血が滴ってくる音がします。
上に何かいるかも、と嫌にドキドキしながらはしごを登ると…そこには、お亡くなりになった鳥が。


ワイン樽の中から「ウ…ウァ…」と、わずかにうめくような声がしたり、エントランスの階段の踊り場で笑い声がしたりと、ゲーム中はつねになにかしらの恐怖をあおってきます。
プレイ中に気になった5つの謎
ここからは、私がゲームをプレイしていて感じた5つの疑問点を書いて、軽く考察していきます。
①操作する少女の正体
扉を開けるときやはしごを登るときなど、少女の手はいっさい見えません。途中におおきな鏡がありますが、やっぱり自分の姿は映らないようになっています。
城の使用人なのか、はたまた外から連れ去られてきた少女なのか?
ここまで姿が分からないとなると、この少女が一体どんな人物かがとても気になります。
②閉じ込められていた怪物
牢に閉じ込められている怪物は、いったい何だったのかも謎です。
牢は木の板でびっちりと塞がれていたため、少しも姿を確認できませんでしたが、明らかに人間の声ではありませんでした。
この地下牢で実験台にされた何かなのか、もしくは城外にはびこる何かなのか…。
③醸造されていたのは本当にワイン?
ゲームを進めていくと、城主はワイン醸造をしていることが分かります。
ワイン樽の保存室のような部屋では、赤い液体がビチャビチャと流れ出ている樽がありました。
普通に考えると中身はワインだと思いますが、そのとなりの樽の中から人のうめき声が聞こえたことから、ほんとうは人の血が漏れでているのではないかという想像を掻き立てられます。
ある部屋にはカゴいっぱいに入ったブドウらしきものや、圧搾機もあることから、ワインを作っているのは事実だとは思いますが…。


中庭の鍵を見つけた部屋には、ワインについて書かれている書物が置かれています。
この文章に書かれている、「オルチーナ様は伝統的製法に「独自の工夫」を加え、むせ返るようなコクと芳香を与えることに成功しました。」との文言が気になります。


また、もっとも出来の良いワインには「処女の血」という名前がつけられていることも、なんだか物騒ですよね。



処女の血を本当にワインに混入しているのではないか…などという妄想が止まりません
④首飾りは何を意味するのか


ゴージャスな部屋のテーブルには、魔除けの首飾りが置かれています。
個人的に一番気になったのが、この首飾り。もともと少女が持っていたものらしいですが、城の者に取り上げられたとのこと。
アイテムとして所持できるものですが、この首飾りは最後まで使う場面がありません。
Twitterで「バイオ8 首飾り」と検索すると、同じく用途が分からないといった声が多数。いったい何を意味しているのか、とても気になりますね。
もしかしたら、今後アップデートされたときに使い道が出てくるのかもしれませんし、本編でのキーアイテムになるのかもしれません。


⑤城の住人は何者?
食事をする場所のテーブルには、必ず4人分のお皿が置かれています。
公式サイトに載っている1枚の画像にも、4人の女性が写っていることから、お城に住んでいる家族は4人だということが分かります。


4つあるイスのうちひとつは、細かい装飾がほどこされた豪華なものです。この豪華なイスに城主が座り、残りの3つに娘たち(おそらく)が座って食事をするのでしょう。
さらに、エントランスのテーブルにて「適合」と「廃棄」の情報がのっているメモが。


「適合」はアリーナ・ミハエラ・ロイスという名前があることから、この3人が城主の娘たちで、何らかの適合者ではないかと想像できます。
中庭の鍵を手に入れたあとに、エントランスで娘と思われる人物に襲われる場面があります。大量の虫に分離しつつ笑いながら近づいてくるので、どちらにせよ普通の人間ではありませんね。
おわりに
バイオハザード8の体験版『メイデン』をじっくりとプレイしてみました。短い物語のなかにたくさんの恐怖と謎があり、ドキドキしながら楽しめました。
体験版は、現時点ではPS5を持っている人しかプレイできません。
ですが春頃に各機種で配信されるようなので、そのときはぜひ遊んでみてください!