こんにちは。きつねに会ってモフモフしてみたい、らむねこ(@ramuneko96)です!
switchのニンテンドーeショップで見つけた、きたのたましい(Spirit of the North)をダウンロード購入してプレイしてみました。
ゲームの内容と、クリア後の感想・評価を良い点と悪い点で分けて書いています。詳細なネタバレはありません。
どういうゲームなのか知りたい方や、このゲームを買おうかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
ゲームの内容
『きたのたましい』は、3人称視点の謎解きアドベンチャーゲームです。
詳細は、下記のとおり。
プラットフォーム | ・switch ・PlayStation4 ・Steam |
プレイ人数 | 1人 |
メーカー | Merge Games |
ジャンル | パズル / アドベンチャー |
価格 | ・switch-2,570円 ・PlayStation4-2,530円 ・Steam-2,050円 |
今のところ、日本国内ではダウンロード版のみの発売となっています。
プレイヤーはアカギツネを操作して、アイスランドの風景を連想させる、壮大で美しい土地を冒険します。

おだやかで優しいBGMと相まって、癒されながらゲームをプレイできますよ!
ストーリー
アカギツネが冒険するのは、文明が滅びてしまった土地。
ときには銀世界の地、ときには退廃した遺跡など、さまざまな雰囲気の場所を進んでいきます。

そして、この地の文明がなぜ滅びてしまったのかを紐解いていくことになります。
ストーリーは、さまざまな北欧神話を元に作られているそうです。
なんだかロマンチックですね!
しかしこのゲームは、説明や会話などの言葉がいっさい出てこないことが特徴的。
ストーリーを理解するためには、プレイヤー自身で考えていく必要があります。

言葉での説明がない以上、ストーリーの解釈はプレイヤーによってそれぞれ異なるかもしれません!
メスの妖精キツネとの出会い
ゲーム内では、オーロラの守護神だという神秘的な存在・妖精キツネに出会います。


そして、プレイヤーが操作するアカギツネは、妖精キツネと深く関わり合っていくことに。
シャーマンの魂を解き放つ
ゲーム内には、シャーマンという人が点在しています。(シャーマンとは、宗教的な職業の人。日本の巫女さんとかに近い存在です)
しかし、出てくるのはすべて亡骸。生きている人間は一人もいません。


シャーマンも、ストーリーや謎解きに絡んでくる存在です。
シャーマンの魂を解放してあげるためには、杖が必要です。
広いフィールドのどこかに杖が落ちているので、発見したらシャーマンを探して杖を供えてあげましょう。


謎解き
ゲームを進めるために、さまざまな謎を解いていきます。
謎解き自体は、いたってシンプル。
広いフィールドをまんべんなく探索して、さまざまな仕掛けをクリアします。


頭を柔軟にして、謎を解いていきましょう。
ゲームのボリューム
ストーリーは、全部で8つのチャプターに分かれています。
『きたのたましい』のいくつかのレビューを見ると、大体5〜6時間ほどでクリアできるという意見が多くありました。
セーブについてですが、手動セーブはなく、チャプターのステージごとに自動セーブが入ります。
ゲーム途中でタイトルに戻るときは、注意が必要です。
隠れているシャーマンを供養するやり込み要素あり
『きたのたましい』には、一応やり込み要素も存在します。


隠された杖とシャーマンを見つけだし、シャーマンを供養してあげることで、ロックされているアカギツネのスキンを解除できます。
スキンは初期のものを含めて、全部で6種類。
開放したスキンを選択することで、さまざまなアカギツネの姿でプレイできるようになります。
隠された杖とシャーマンを探し出すのは、結構むずかしいです。
しかし色々な姿のキツネを見られるので、スキンを開放するためにがんばって挑戦してみるのも楽しいですよ!
プレイして感じた良い点
ここからは、私がプレイしてみた感想を書いています。
まずは、良かった点から。全部で5つあります。
①きつねがかわいい
動物を操作するオープンワールドゲームは多くないと思います。なので、かわいいキツネを操作できるだけでポイントが高いです。


アップにすると、モフモフ感が伝わってきます!
それから、水の中で犬かきをして泳いだりする姿も、一生懸命さが伝わってきてかわいかったです。
泳ぎ終わったあとにパサパサと体を震わせて水を落とすのも、芸が細かいなーと関心しました。
ただ、明らかに犬のような声で鳴いていたのがビックリしました。キツネってこんな鳴き声だったっけ…?と。(笑)
②風景がきれい
『きたのたましい』をプレイして最初から思っていたのは、周りの景色がとても美しいこと。


チャプターごとにさまざまな雰囲気のフィールドを進んでいくので、そのたびに周りの風景に癒されます。
スクリーンショットをしすぎて、switch本体のフォルダーが埋まらないように注意しましょう!(笑)
③操作がシンプル


走ったりジャンプしたりと、できる動きは少ないです。なので、ボタンを押し間違えることは特にありませんでした。
操作性がいいということではありません。(後述の悪い点で書いています)
十字キーの下を押すと、カメラモードになる点も嬉しいところ。
キツネの有り無しや光の明るさなどの変更もできるので、きれいな写真を撮るのも楽しいです。
④想像力をかきたてられる
『きたのたましい』には言葉が全く出てこないため、最初から最後まで自分で考えながらゲームを進めていきます。
ストーリーや身の回りの状況についても同様で、説明はありません。壁画などを見ながら、自分なりの解釈を深めていく必要があります。


壁画や周りの環境が何を意味しているのかを理解するために、想像力をしっかりと働かせてゲームをプレイしたのが楽しかったです。
抽象的な部分が多いので、「考えるな、感じろ」の精神でプレイしたほうがいいかもしれません!
逆にいうと、しっかりと説明があったり、ゲーム中に目的を指示してほしかったりという人には、あまり向いていないゲームだと感じました。
⑤神秘的な体験ができる
『きたのたましい』のゲーム内では、ファンタジー要素があちこちに散りばめられています。


ゲームを進めるたびにその神秘さを楽しめますが、特に感動したのは最後の方の7・8章です。
途中で切なくなる出来事があって、その後にゲームを進めていくと、とても幻想的な風景を見られます。
けっこう感動したので、気になる人は実際にゲームをプレイして、ご自身の目で確かめてみてくださいね!
プレイして感じた悪い点
次は、悪かった点について書いていきます。
悪い点は、全部で4つあります。
①狐と地面の接地面があまい
特に、不安定な岩や建物の上にいるときに、キツネの足と地面がきちんと接地していない現象が起こりやすいです。


ゲームを進める上では問題ありませんが、気になってしまう部分でした。
②ときどきバグが起こる
私がプレイ中に起こったバグは、次のとおり。
1.岩や足場にハマるとキツネが震えたり浮いたりする
上記のツイートした動画で分かるように、岩や足場にハマってしまうと、キツネがブルブルと震えだして「えっ!ちょっと大丈夫!?」と心配するはめに…(笑)
ある場所では、キツネが永遠と浮いてしまうという出来事もありました。


浮いたとき、なにが起きたのか分からなかったです(笑)
2.チャプター4の開始直後にコントローラーの弱振動が止まらなくなる
そのせいで手がちょっと痺れました。
リロードし直すと、振動はおさまって普通にプレイできるようになりましたが…。
3.杖を水際に落としてしまったあと、取れなくなる
これは、ゲームを進める上で致命的なバグなのではと感じました。シャーマンの亡骸に杖を供養することで、道が開ける場所もあるからです。
杖を置くときは、水がない平らな場所に置いたほうがよさそうです。
③行ける所が分かりづらい


フィールドが広いので、何かないかなーと色々な場所を探索しますが「ここ行けるかな?行けそうだから行ってみよう」という場所に行けなかったり、逆にルートが分かりにくかったりします。
しかも、私はリアルでもかなりの方向音痴。同じような景色が続く地図のないフィールドで、迷子になることも多々ありました。
④操作性があまり良くない
少し細かいかもしれませんが、方向転換の精度があまり良くない点が気になりました。
どういうことかというと、コントローラーのスティックで行きたい方向に動かした瞬間、その方向へなめらかに移動できないときがあるんです。
なので、行きたい方向に進むために操作をすると、思っていた方向と微妙にずれてしまう場面に若干ストレスがありました。
さらに、方向転換と合わせてストレスがあったのはジャンプです。
岩から岩へジャンプして進んでいくなど、ジャンプを活用しないと先に進めない部分があります。


その距離はけっこうシビアで、ジャンプの飛距離を十分に生かさないと渡れずに、何回も挑戦するはめになってしまうときがありました。(私がヘタなだけかもしれない)
まとめ
『きたのたましい』の内容と、プレイした感想を良い点と悪い点それぞれに分けて書いてみました。
ゲームのボリュームの物足りなさや、プレイヤーに不親切だと思った部分もありました。
ですが2,570円(switchでの価格)と安いので、値段相応のクオリティではないかと思います。
気になった人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね!